学童保育と放課後等デイサービス~併用できる?

今日は学童保育と放課後等デイサービスのことについてお話していきます。

 

 

放課後等デイサービスってどんなところ?

・放課後等デイサービス(放デイ)は児童福祉法に基づき、学校に就学している障害児に対し、個別や集団プログラムを通じて日常生活での動作の習得や集団生活への適応に向けた支援をおこなう福祉サービスの一つです。 毎日の学校の放課後や夏休みなどといった長期休暇中に利用するサービスで、「障害児の学童」と呼ばれています。

発達障害」「知的障害」などの障がいがある子の利用施設なので定型発達(生活に困り感がない)子は利用はできません。

・特色として個人の課題、小集団での課題をクリアしていく。一人ひとりに合った方法で対応していくというものがあります。また、学童保育(一部を除く)と違い送迎があります。また利用の際にはその日に行った課題内容を記入したものを渡してくれます。

 

 

障がいがあるけど、学童保育を利用したい…基準ってある?

・放デイの利用は自治体の手続きで日数が決まります。(月/〇日利用)程度によっては利用日数が少なくなってしまうこともあります。働いている保護者の方にとっては日数が少ないのはとても困りますよね。

学童保育での利用したい!と思う方、私の考えをベースに書いていきますので、参考にしていただければ幸いです。

 

診断はついているか?療育手帳はあるか?

加配がつくかもしれない重要なところです。

放デイの利用は診断書がなくても受給者証があれば入れます。しかし、学童保育の加配は診断書、場合によっては療育手帳が必要になってきます。そのお子さんに個別に対応できる加配なので診断がついていたり、療育手帳がある方はつけてもらうと安心です。

 

集団の中で過ごせるか

診断書はなくとも、流れに沿ってある程度生活がこなせる、口頭の指示に対応できるなら、利用しても良いかと思われます。

またある程度の集団でも本人がとても高揚したり、嫌がらないかも大切かと思います。

また学童保育は急な変更もあり、全体に伝えることなどが多くありますのでそのたびにパニックになることがあると難しいかもしれませんね…

 

楽しく過ごせるか

学童保育は放デイよりも多くの子どもたちの集団の中で過ごします。もちろん喧嘩などのトラブルもあります。もしかしたら、学童保育の利用により、そのトラブルが多くなるかもしれません。

もちろんトラブルが起きた時には先生方が対応します。しかし人員配置が放デイほど多くありませんので、じっくり丁寧に何が良くなかったか振り返るということが難しいです。トラブルが積み重なると「学童保育に行きたくない!」ということがあるかもしれません。

 

実際に学童保育を利用していた子

・中には放デイと学童を併用してくれた方もいます。集団の中でもある程度の耐性がある子で工作が好き、作るときにとても楽しいアイデアがある子だったので友達や下級生がよくなつきました。

また、その子自身も「一緒に遊ぼう」と誘える子でした、学童保育では家族のような感覚で揚げ足取りをしてみたり、いたずらしたりと、私自身も見ていても安心できました。

一方の放デイでは課題をしっかりクリアしていき、下級生にも手本となるような対応をしていたようです。学童と放デイで見せる姿が変わっていたのがとても印象に残っています。

このように障がいがあっても、併用できるケースもあります。

まずは相談を

学童保育の利用には問い合わせが必要です。問い合わせの際に(お電話でも良いかと思います)放デイを利用されている方、学童保育との併用ができるか確認してみてください。また利用前に保健師さんがついている方は相談されても良いかと思われます。

上に書いた私の意見は一個人のものですので参考程度にしていただければと思います。

実際の現場によっては対応が異なることが(特に学童保育は)多くありますので…

 

では、ご覧いただき、ありがとうございました。