学童保育の指導案を書こう

こんにちは!

今日は学童保育の指導案について書いていきたいと思います。

指導案を書こう

国の指針では指導案についてはかなりざっくりです。明確に年、月、週、日案を作るということはなく、それぞれの学童に委ねられていることが多いです。

だいたいの月の計画だったり、行事のみの日案だったり、具体的な対応は打ち合わせでの口頭中心だったり。

ちなみに私は週案中心に計画を作成していました。具体的な内容を打合せで話していましたよ。

私個人的には学童保育でも週案を中心に立てられたら良いなあと思っています。

 

週案を立てるメリット

ここで指導案の中で週案を立てるメリットを書いていきたいと思います。

  • 子どもたちのことを思い出しながら書ける
  • 振り返りの記録も書きやすい
  • 短期間の目標なので達成しやすい

などがあります。

具体的にどう書くの?

前にも書きましたが、学童保育の指導案の例は検索しても探しにくいです。

なので保育の経験がある方は保育の指導案を小学生向けにしていくといいかと思います。

また学童保育は生活中心になるので生活の流れや人間関係、集団生活を過ごすために気を付けたいことを書いていきます。職員の対応中心に書いておくとほかの先生方とも情報の共有がしやすいです。

具体的にどういった風に書いていくのか例を作成してみましたので参考までにしてください。

目標:挨拶が定着する 内容:月~全体が集まる場面で挨拶の大切さを伝えていく。「何故挨拶をするのか」子どもたちに問いかけて意見を聞き、一緒に考えていく姿勢を見せる 火~友達や先生へ挨拶ができている子をその場でほめていく。また全体の場面で「素敵な挨拶をしていた子」を紹介していく。 水~子どもたちへ「どういう挨拶が気持ちいいか」具体的に実演して問いかけていく(優しい言い方、元気な言い方、声が小さな言い方など) 木~上級生に協力をお願いし、保護者の方とあった時に率先して挨拶してもらうようにする。上級生と一緒に挨拶できた下級生にはその都度ほめていき次につながるようにしていく 金~一週間の振り返りを行う、自分の中でできていると感じた子は引き続きできるように声をかけ、できていないと感じた子はどうすればできるようになるか考えていき、提案していく

こういった感じで、定着へ向けての進め方を考えていきます。学童保育の良いところは1年生から(いるところは)6年生までいてくれるところです。良いところも悪いところも上級生を吸収していきます。中には先生よりも上級生の言うことのほうが聞く子もいます。場合によっては上級生の力も借りて目標を達成できるように協力を促しましょう。

また学童保育は意見を問いかける場面が多くあります。子どもたちに考えさせるということが幼児よりも多いです。そういったことも指導案に盛り込んでいきましょう。

 

実際過ごしてみて、達成できてもできていなくても振り返りは必要です。達成できた時には次につなげる目標なのか、新たなジャンルの目標なのか。達成できなかった場合には同じ目標でいくのか、それともかみ砕いてもっと易しいものにするのか、それもしっかりと記録しておきましょう。

週案を立てるのは学童保育全体で…

この記事を読んで「週案をたててみよう」と考えてくれる方が(いてくれたらいいなあ)いたとしても一人では難しいです。そこの学童保育全体で立ててくれる必要があります。

皆さんで協力して、学童保育で過ごす子どもたちの生活が充実したものになれるように、ぜひ週案を立ててみて下さい。

「こういう目標を立ててみたけど、どういう内容にしたらよいかわからない」という場合にはぜひお知らせください。一緒に考えていきたいと思います。