子どもたちの姿から見えてくる指導案の目標

こんにちは

そろそろ学校が始まったところも多いかと思われます。

ちなみに私の地区はまだです…保護者の方は早く始まってほしいと思う方も多いのではないでしょうか?

私は早く始まってほしい…(なかなか外へ遊びに行けないので)

今日は子どもたちの様子から見た指導案の目標の立て方を中心にお知らせしていきますね。

 

指導案の目標は子どもたちの姿で見える!

・指導案を立てるにあたり、考えるもとになるのは

それまでの子どもたちの姿

どういう風に育ってほしいか

ですね。それまでの子どもたちの姿は思い浮かぶことが多いと思います。特にどういう風に育ってほしいかということも考えたうえで、気になる様子を書くと良いです。

ここで例を作ってみましたのでご覧ください。

具体的な例

子どもの姿

・参加したい遊びに間に合うように勉強や生活の流れなどの計画を立てていたが、時間や遊びなどを支援員に聞いて確認してくる子もいる

このような様子から

自分で予定を確認し、管理ができるようになってほしい

というなってほしい姿を考えると

目標

・活動を自分で確認し見通しをもって予定を立てる

という目標ができます。

目標ができるとどういうはたらきをすれば、その目標がクリアできるかということ(職員の対応)を書いていけば良いのです。

先ほどの例ですと

・時間や活動をいつも聞いてくる子には、予定表を自分で確認させ、自己管理ができるようにしていく。また状況によっては次の活動を前もって知らせておき子どもたちが見通しをもって過ごせるようにする。 ・予定を確認するとき、低学年には特に「今日は何をして遊ぶ?」と問いかけ、子どもたちが予定を立てやすいように確認していく。

という配慮事項が書けるようになります。

 

違う目標の場合も見ていきましょう

子どもの姿

・支援員や上級生に甘えたい気持ちがあり、過度にスキンシップを求めている。

という様子が見られたとします。コロナ禍もあるため、過度な接触は避けたいものです。甘えたいという気持ちは大切にしながらも、スキンシップ以外にその気持ちを解消したいので…

目標

・子ども達一人一人の気持ちを受け止めながら安心して過ごすようにする ・友達と話をしたり遊びながら関係性を深め、認め合いながら楽しく過ごす

という目標を立てます。すると

配慮事項

・疲れが出てきて支援員や上級生に甘えたがっている子には甘えたい気持ちを受容しながら、少しずつ遊びや話すことに気持ちが転換できるようにしていく ・支援員がそばにつくことで特に安心して生活できる子には配置などを考慮しておき、スケジュールをこなしていけるように連携をとる。

遊びや話すことなどで甘えたい気持ちを変換できるようにします。学童保育は家庭的な雰囲気のところもありますが、成長するにあたり、人との適切な距離感を守るのも大切になってきますので、様子を見ながら配慮していきたいですね。

 

次はこんな様子です。

子どもの姿

怒ると相手を責めてばかりの子がいる

こういった様子が見られるときには

 

目標

・相手の気持ちに気づいたり、思ったことや考えたことを相手にわかるように話す ・遊びを通して互いの考えを出しあったり、受け入れ合いながら進めていく。

具体的な内容としては

・トラブルで指導をする際は訴えて来た子の気持ちを受け止めながら時には相手の気持ちにを代弁するように「こう思ったかもしれないよね」と可能性を示していく。「やられた」ことが強く残る子は相手の気持ちに共感しながらもそのときの自分はどうだったのか?と振り返る時間を与え、どうすればよかったのかを一緒に考えていく ・一人一人の思いを肯定的に受け止め人の話を聞くことの大切さや聞く態度をわかりやすく伝えていく。また少しずつ折り合いがつけられるように友だちの思いにもわかりやすく伝えていく。

まとめ

いかがでしたでしょうか。指導案の目標はそれまでの子どもの姿を思い浮かべながら、どういう風になってほしいか考えて立てていきます。達成できる目標を立てて、少しずつでもクリアできるようにはたきかけていきましょう。

 

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。